東広島市初の地域コーディネーター(集落支援員)に、元北海道江別市職員の山﨑大海さん(36)が着任した。豊栄町で、住民自治協の支援や地域の課題解決、魅力向上につながる活動に取り組む。
豊栄町の地域課題を若者世代の減少と捉えており、子育て世代に地域を知ってもらうことを目的にしたイベント「豊栄でオオサンショウウオ博士になろう!」を企画し、準備を進めている。広島大大学院在学中から、同町に生息する国の特別天然記念物オオサンショウウオの保全活動や研究に取り組んできた経験を生かし、広島大総合博物館(東広島市鏡山)の清水則雄准教授と連携して山﨑さんが開発したボードゲームで学んだり川に入って調査したりする。
8月4、11、18、25日に計4回開催。小学生以上が対象。山﨑さんは「調査・研究・保全活動に基づいたボードゲームで楽しく学び、実体験できる」と話し、「豊栄町は自然に恵まれた魅力あるまち。ぜひ一度来てほしい」と呼び掛けている。イベントは要事前申し込み。
(山北)