東広島市の高垣広徳市長は10月11日、定例の記者会見を行い、映像通報システム「東広島市消防局ライブ119」の運用開始などについて発表した。
これまでは、音声通報で状況を聞き取り判断していたが、このシステムでは、スマートフォンからの119番通報者に消防局指令課員がショートメッセージ(SMS)で映像送信を依頼、災害現場の様子をリアルタイムに把握し、効果的な対応につなげる。
システム導入で、①傷病者の状態や事故・火災の状況を迅速に確認することで、必要な部隊が出動し、被害軽減につなげる②必要な場合、傷病者に応急手当ができるよう通報者へ動画を送信かつアドバイスを行い、適切な救命処置につなげる③出動中の救急隊・消防隊にも映像が共有され、到着までに迅速な現場活動の準備ができる」などの効果を目論んでいる。広島県内13消防局・本部のうち東広島市消防局は7番目の導入となる。
本システム運用は11月9日から開始。なお、通信料は通報者負担。(𦚰)