ぐるっとマルごと東広島「ぐるマル」とは?
住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを、人生の最後まで続けていくために必要となるのが、「地域包括ケアシステム」です。
これは、住まい・医療・介護・介護予防・日常生活支援が、ひとり一人に合った形で、切れ目なく、一体的に提供される社会の仕組みのことです。
地域包括ケアシステムを皆さんに広く知っていただき、地域包括ケアシステムの構築が一層進むよう、「ぐるっとマルごと東広島」(略称「ぐるマル」)と愛称をつけて、普及啓発をしています。
さらに、令和3年度からは、すべての人が、地域、暮らし、生きがいを共につくり、高め合うことができる社会=「地域共生社会」の実現に向けて、「ぐるマル」のマークを図のように新しくして、「赤ちゃんから高齢者まで、支える・つながる・助け合い」のまちづくりを進めることとしました。皆で一緒になって、「ぐるっとマルごと東広島」を目指し、取り組んでいきましょう。
あなたやあなたの周りの人の生活を支える「包括ケア推進講座」。
第一回目となる今回は『ACP(人生会議)』について学んでいきましょう。
ACP(人生会議)って何?
皆さんは、「ACP」、「人生会議」という言葉を聞いたことはありますか?ACPは、
「A」Advance(アドバンス)
「C」Care(ケア)
「P」Planning(プランニング)の略です。
日本語になおすと「あらかじめケアを計画しておく」という意味になります。これはアメリカ発祥の取り組みです。日本では、広く国民に普及するように「人生会議」という愛称をつけています。
ACP(人生会議)とは、もしもの時のために、あなたが望む医療やケアについて、前もって考え、繰り返し話し合い、家族(代理意思決定者など)やかかりつけ医とその内容を共有する取り組みのことです。
自分の思いや気持ちは時間の経過によって変化するので、繰り返して話し合うことが重要です。
では、どんな内容を話し合っておけば良いのでしょうか?
人生の終わりをどのような医療で、どのように迎えたいかといった「人生の最期」の時をイメージする人も多いですが、そこだけに限定せず、元気なうちから、自分はどう思っているのか、どのようにしたいかを明確にして話し合いを始めることが大事です。
ACP(人生会議)をやっておくことのメリットとは?
ACP(人生会議)のメリットは、将来自分で判断することが難しくなったときでも、事前に準備しておくことで、受けたい医療をみんなに知っておいてもらえることです。
また、家族やあなたに代わって医療の選択をしなければならない人にとっては、本人の意志を尊重できることで安心をもたらす可能性もあります。もし、あなたが亡くなってしまっても「本人の思い通りにしてあげることができた(尊重することができた)」と残された遺族の喪失感の軽減につながることもあります。
いつからはじめておくのが良い?
今からはじめてみましょう。年齢にかかわらず、災害・病気・事故など、いつ何があるか分かりません。今後の生活や受けたい医療について、あなたの希望を、ご家族や医師に伝えておきましょう。
どのようにすれば良いの?
分かりやすくイラストを使って紹介します。
※引用元:広島県地域保健対策協議会
ステップ①
希望や思いについて考えましょう
今のあなたの考え方を示しておくことは、将来ご家族などがあなたの気持ちを考えて判断するのに役立つでしょう。
ステップ②
ステップ③
ステップ④
ステップ⑤
思いを「カタチ」にしてくれるノート
問い合わせ
東広島市
健康福祉部地域包括ケア推進課
TEL/082-420-0984
FAX/082-426-3117
東広島市西条栄町8番29号