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(THU)

【地域包括ケアシステム講座①】ACP(人生会議)って何?

  • 2022/04/08

 

 

ぐるっとマルごと東広島「ぐるマル」とは?

 

住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを、人生の最後まで続けていくために必要となるのが、「地域包括ケアシステム」です。

これは、住まい・医療・介護・介護予防・日常生活支援が、ひとり一人に合った形で、切れ目なく、一体的に提供される社会の仕組みのことです。

地域包括ケアシステムを皆さんに広く知っていただき、地域包括ケアシステムの構築が一層進むよう、「ぐるっとマルごと東広島」(略称「ぐるマル」)と愛称をつけて、普及啓発をしています。

さらに、令和3年度からは、すべての人が、地域、暮らし、生きがいを共につくり、高め合うことができる社会=「地域共生社会」の実現に向けて、「ぐるマル」のマークを図のように新しくして、「赤ちゃんから高齢者まで、支える・つながる・助け合い」のまちづくりを進めることとしました。皆で一緒になって、「ぐるっとマルごと東広島」を目指し、取り組んでいきましょう。

 

あなたやあなたの周りの人の生活を支える「包括ケア推進講座」。

第一回目となる今回は『ACP(人生会議)』について学んでいきましょう。

 

ACP(人生会議)って何?

 

皆さんは、「ACP」、「人生会議」という言葉を聞いたことはありますか?ACPは、

「A」Advance(アドバンス)

「C」Care(ケア)

「P」Planning(プランニング)の略です。

日本語になおすと「あらかじめケアを計画しておく」という意味になります。これはアメリカ発祥の取り組みです。日本では、広く国民に普及するように「人生会議」という愛称をつけています。

 

ACP(人生会議)とは、もしもの時のために、あなたが望む医療やケアについて、前もって考え、繰り返し話し合い、家族(代理意思決定者など)やかかりつけ医とその内容を共有する取り組みのことです。

自分の思いや気持ちは時間の経過によって変化するので、繰り返して話し合うことが重要です。

 

では、どんな内容を話し合っておけば良いのでしょうか?

人生の終わりをどのような医療で、どのように迎えたいかといった「人生の最期」の時をイメージする人も多いですが、そこだけに限定せず、元気なうちから、自分はどう思っているのか、どのようにしたいかを明確にして話し合いを始めることが大事です。

 

ACP(人生会議)をやっておくことのメリットとは?

 

ACP(人生会議)のメリットは、将来自分で判断することが難しくなったときでも、事前に準備しておくことで、受けたい医療をみんなに知っておいてもらえることです。

また、家族やあなたに代わって医療の選択をしなければならない人にとっては、本人の意志を尊重できることで安心をもたらす可能性もあります。もし、あなたが亡くなってしまっても「本人の思い通りにしてあげることができた(尊重することができた)」と残された遺族の喪失感の軽減につながることもあります。

 

いつからはじめておくのが良い?

 

今からはじめてみましょう。年齢にかかわらず、災害・病気・事故など、いつ何があるか分かりません。今後の生活や受けたい医療について、あなたの希望を、ご家族や医師に伝えておきましょう。

 

どのようにすれば良いの?

分かりやすくイラストを使って紹介します。

※引用元:広島県地域保健対策協議会

 

ステップ①

希望や思いについて考えましょう

今のあなたの考え方を示しておくことは、将来ご家族などがあなたの気持ちを考えて判断するのに役立つでしょう。

 

人生の目標・希望や思いは何でしょうか?
あなたにとって、何が大切ですか?

ステップ②

健康について学び、考えましょう
医師とあなたの健康について相談することも大切です。病気がある場合には、将来どうなるか、どういう治療ができるのか、その治療でどうなるのか学びましょう。
健康で長生きを目指していきましょう!
主治医に健康についていろいろ質問してみましょう。

ステップ③

あなたの代わりに伝えてくれる人を選びましょう
予期しないできごとや突然の病気で、自分の希望を伝えることができなくなるかもしれません。自分で判断できなくなった時に、あなたの代わりに伝えてくれる人(代理人)を選んでおくことが大切です。
どんな時でもあなたの希望を尊重できる人を選ぼう

ステップ④

希望や思いについて話し合いましょう
医療や生活に関する希望や思いを家族・代理人や医療者と話し合いましょう。しっかり話し合うことで、お互いの理解が深まることでしょう。
延命のためだけの治療は望まない
どのような状態でも長く生きたい!

ステップ⑤

考えを「私の心づもり」に書きましょう
話合ったことは記録として残しましょう。希望や思いは時間とともに変化したり、健康状態によって変わる可能性があります。その都度「私の心づもり」を見直して書き直して構いません。
ポイント
①→②→③→④→⑤→①…というように。何度でも繰り返し考え、話し合いましょう。

思いを「カタチ」にしてくれるノート

あなたの思いを「カタチ」にして記録していくために、東広島市地域包括ケア推進課では「わたしの未来ノート~私らしく生きるために~」を配布、及び市ホームページにも掲載しています。また、「東広島市生涯学習まちづくり出前講座」で書き方の案内も行っています。ぜひご利用ください。
【東広島市役所HP】
「わたしの未来ノート~私らしく生きるために~」を発行しました|東広島市...
これまでの人生を振り返って整理したり、これからの介護・医療についての希望や、もしもの時の財産のことなどをテーマに沿って書き進めるうちに、...
―出前講座に参加した人たちの声―
「今回の講座を受けたことで、家族に話をするきっかけにしていきたい」
「話し合う環境を整えていきたいと思う」
※出前講座の様子

問い合わせ

東広島市

健康福祉部地域包括ケア推進課

TEL/082-420-0984

FAX/082-426-3117

東広島市西条栄町8番29号

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【動画で検証】「東広島市 地域包括ケアシステム」おじいちゃんはどうなる!?
  地域包括支援センターとは、介護や健康、権利や財産、地域での暮らしなど、高齢者の総合相談窓口です。専門職(主任ケアマネジャー、保健師、社...

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