感染が拡大する新型コロナウイルスに対応するため、最前線の現場で働く医療・福祉関係者たちに感謝と敬意の気持ちを伝えようと、広島県と県内の全23市町は5月8日、金曜正午に職員たちが庁舎窓などから1分間拍手を送る「フライデーオベーション」を始めた。
東広島市役所では、高垣広徳市長と市職員たちが玄関前や窓際に集まって並び、正午のチャイムを合図に手をたたいたり、「私たちの命を支えてくれるすべてのみなさんに感謝の拍手を」と書かれたカードを掲げたりして、医療・福祉関係者たちをねぎらった。
高垣市長は「日々ウイルスと戦っている関係者のみなさんに感謝の意を込めてエールを送りたい。感染症は少し小康状態になってきたように思うが、クラスターが起こる可能性もある。われわれ自身、感染しないように努力していく必要がある」と述べた。
取り組みは今後も毎週金曜に続けられる。同様の趣旨で市美術館では、毎週木・金曜日の日没から午後8時まで、建物を青色にライティングする。(茨木)