広島国際大(焼廣益秀学長)はプロバスケットボールチームの広島ドラゴンフライズと連携して、大学の持つ科学的な知見や設備を生かし選手のパフォーマンス向上に貢献する取り組みを始めた。
1回目は9月15日に行われ、健康科学部の教員が選手の食事や睡眠について専門的な知識をもとにアドバイスした。
午前中は、チームの練習場の吉島体育館(広島市中区)で、同学部の管理栄養士の資格を持つ旭久美子教授、田中秀樹教授(睡眠学)たちが、栄養・睡眠講習会を開き、選手の食生活や睡眠状態を調査した。午後からは、同大呉キャンパス(呉市)に移動し、今年9月に開設したスポーツラボで、選手の体の組織や機能を測る測定会を開いた。選手は、体組成分析装置で部位別の筋肉量を測定したり、エアロバイクを使って運動による心肺への負荷を測定したりした。
栄養と睡眠の指導を受けた岡本飛竜選手は「このサポートを自分のものにして、より良いパフォーマンスができるように勉強していきたい」と話していた。同大は「補助として参加した学生が熱心に学ぶ姿を見ることができた。プロスポーツ選手を支えるだけではなく、学生に対しても実践的な学ぶ場を提供していける」と連携に期待していた。今後はオンラインなども活用しながら、継続的にチームのサポートを行っていく。
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