事業者のブースに分かれ、担当者から業務内容や就労時間を聞く参加者
介護職員とは別に、食事の配膳やシーツの交換、レクリエーションの補助など介護周辺の業務に携わる「介護サポーター」。介護人材不足の解消に、高齢者や就業していない主婦などの潜在的労働力をサポーターとして活用しようと、東広島市と市社会福祉協議会が「介護サポーター人材づくり事業」に今年度から取り組んでいる。専門的な技術や経験がなくても活躍できることから、退職後の元気な高齢者の新たな就労先として注目される。
8月30日には、60歳以上の人を対象にした事業説明会が東広島芸術文化ホールくららで開かれた。市社協とハローワーク広島西条が共催。介護サポーターの導入を計画している市内の10事業所がブースを構え、市内外から約80人が参加した。
説明会では、2011年度から本格的にサポーターを導入した特別養護老人ホーム御薗寮(同市高屋町高屋堀)が事例を紹介。参加者はその後、就労を希望する事業所ブースで、担当者から業務内容や就労時間などを聞いた。