アイマスクを付けて音をたよりにディスクを投げる児童
障害者スポーツ選手との交流を通して、人権意識を高め、障害者スポーツの魅力を肌で感じてもらおうと、東広島市高屋町小谷の市立小谷小学校で7月9日、「障害者スポーツ人権教室」があった。全児童約250人が、直径23.5㌢、重さ100㌘のプラスチック製の円盤(ディスク)を投げて飛距離などを競い合う「障害者フライングディスク」を体験した。広島法務局東広島支局などの共催。
児童たちは、ひろしま障害者フライングディスク協会の宇山勝さん(76=高屋町小谷)の指導で、5㍍先にある直径91.5㌢の円形ゴールに向けてディスクを投げ、その通過回数を競い合う「アキュラシー」を体験。宇山さんにディスクの持ち方や投げ方を教えてもらいながら、真剣なまなざしで思い思いにゴールを狙っていた。その後、代表の児童が、アイマスクを付けたり車いすに座ったりして、競技に挑戦した。
6年の荒木航太君は「普段から相手のことを思いやれる人になりたいと感じた」と笑顔で話していた。
(茨木)