辞令書を受け取る伊藤さん(右)と田野実さん
地域の活性化に取り組む地域おこし協力隊員の委嘱式が7月1日、東広島市役所で行われた。志和町に着任する伊藤かおりさん(43)と、豊栄町に着任する田野実温代さん(29)が生活環境部の天神山勝浩部長からそれぞれ辞令書を受け取った。天神山部長は「まずは、地域の人々と連携を深め地域を知ってもらい、これまでの経験やスキルを生かして地域を盛り上げてほしい」と激励した。
伊藤さんは千葉県から移住。調理師免許を持ち、イタリアのフィレンツェで、料理教室などを開いていた。有機農家が頑張っている志和町に魅了され、現在の志和町の地域おこし協力隊員の森口さんと出会ったことで、「一緒に志和を盛り上げていけたら」と強く思うようになった。「志和町はレンコン作りが盛ん。特産品を使ったハスの花の化粧水やクリーム作りなどに取り組みたい。イタリアの野菜の知識を生かして、有機農家の人々の役に立てたら」と目を輝かせていた。