東広島市は、「産業イノベーション創出事業」の一環として、分野や世代を超えた交流の活性化と新しいアイデアの創出を目的に、「東広島イノベーションラボ」を、同市西条岡町に11月に開設する。新たなつながりから新しい価値を生み出すことを目指す。
名称は「ミライノ+」。新しいアイデアがいろいろな分野で未来へとつながっていくという願いが込められている。市は、若者と現役経営者、エンジニアやデザイナーと福祉関係者など、分野や世代を超えた交流によるプログラムやセミナーの企画を予定している。
施設内には、企業の強みを引き出し、支援していく相談窓口を来年2月に開設予定。中小企業の経営相談や企業支援を目的に開設した静岡県の富士市産業支援センター「f-Biz」を参考にした。全国公募で選ぶスタッフが、中小企業の強みを最大限に引き出すアドバイスを行い、売り上げを伸ばしていくサポートを行う。
市産業部産業振興課は「地域を元気にしていく拠点をつくる。産業支援と経済の活性化を図っていきたい」としている。
(石田)