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卒業記念 世界にひとつだけの陶板 御薗宇幼稚園・年長組70人

  • 2021/11/24

 

 東広島市立御薗宇幼稚園(吉岡雅晴園長、140人)の年長組70人(2クラス)は1月20日、陶芸作家の田坂元璽さん(61)から手ほどきを受け、卒園記念の陶板づくりにチャレンジした。

 園児たちは地元で取れた西条陶土約1㎏を使って、土の感触を確かめながら一枚の板状にしていった=写真。次に、入園式で見た桜や友だちと捕まえた虫など、園での楽しい思い出を別の粘土で形にすると、その上に張り付けた=写真。

 陶板は、田坂さんの五大窯で素焼きした後、2月10日に園児が絵付けをし、五大窯で再び本焼きされる。完成した陶板は3月、保護者を招いて開かれる「ありがとうの会」か、卒園式で園内に展示され、園児が自分の卒園記念にしたり、家族へのプレゼントにすることが計画されている。

 同園で年長組が卒園記念の陶芸にチャレンジするのは、昨年に続いて2度目。田坂さんは「工夫が凝らしてあり、大変よい作品に完成するだろう」と太鼓判を押した。松井歩君(6)は「家族との思い出を形にした。でき上がりが今から楽しみ」とうれしそうに話していた。(信藤)

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