佐竹利子さん
東広島市議会は6月25日、株式会社サタケ代表の佐竹利子さん(86)=同市西条町=に名誉市民の称号を贈る議案に同意した。食を通じた社会の発展、食品機械・農業機械産業の振興と発展などに貢献した。
佐竹さんは、同市西条町出身。米南カリフォルニア大卒業後、1959年に佐竹製作所(現サタケ)に入社。97年にサタケ代表就任。中国経済連合会理事、東広島商工会議所顧問などを務める。社会貢献活動も進め、広島大学東広島キャンパス内の多目的ホール(サタケメモリアルホール)建設時に7億円を寄付した。
市が名誉市民の称号を贈るのは、佐竹さんが17人目。
(福本)
【功績概要(市発表)】
平成9年から株式会社サタケの代表として食を通じた社会の発展に尽力されるとともに、食品機械・農業機械産業の振興と発展にも寄与されています。また、創造性豊かな人材の育成を使命とし幅広い活動を推進されているほか、国内外への災害被災地に対する支援や中山間地域の活性化に資するプロジェクトにおける主導的役割など、社会への奉仕、地域課題の解決に向けた取り組みなどに大きく貢献されています。