管理栄養士(右端)から説明を受ける参加者
東広島市は「食育の日」の6月19日、東広島市役所で、「食育広場」を開いた。子育て世代から高齢者まで76人が参加。管理栄養士6人と保健師3人、歯科衛生士1人が個別相談に対応した。
テーマは「お口の健康と食事」。子どもから高齢者まで、各世代に合わせた「口のためにできる食事のポイント」などを紹介。パネルでは、よくかんで食べると、唾液がよく出て口の中がきれいになることや、満腹感が出て食べ過ぎを防ぐことから、歯周病やメタボリックシンドロームを予防するなどの情報を展示。清涼飲料水に含まれる糖分量も掲示されていた。歯科衛生士からは、世代に合わせた口の健康の話があり、口の体操や舌の運動、乳幼児の歯磨きの方法などを紹介した。
西条町寺家の60代女性は「栄養ドリンクにもたくさんの糖分が入っていることに驚いた。飲む量を加減するなど気を付けたい」と話していた。管理栄養士は「口の健康を保つことは、さまざまな病気の予防にもなり、健康寿命の延伸にもつながる」と力を込めた。
食育広場は、毎年6月と10月に行われている。
(石田)