東広島市が対象者に郵送する3回目のワクチン接種券。写真は見本
東広島市が計画を発表
東広島市は12月1日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の概要を発表した。2回目の接種を終えてから原則8カ月が経過した18歳以上が対象。医療従事者から接種を開始した。(日川)
接種の時期
計画では、来年1月までに主に医療従事者約69 00人を対象に、来年2~3月に65歳以上の高齢者等約5万7000人を対象に、それぞれ接種を行う。
64歳以下の一般市民への接種は来年4月以降になる。接種券は、2回目接種から8カ月が経過する前に届くよう、順次発送する。
接種場所
各医療機関での個別接種と、市が運営する会場での集団接種で対応する。3回目接種は、ファイザー社製と、武田/モデルナ社製を使用し、モデルナ社製は薬事承認後の使用開始を見込む。2回目までのワクチンの種類にかかわらず、3回目は2社製のいずれでも接種できる。予約はウェブ予約と、市コールセンターでの電話予約で対応する。
ワクチン接種率
市によると、2回目のワクチン接種を終えた市民は、11月29日時点で、対象者数(12歳以上)の83・2%にあたる14万1077人。1、2回目の接種を受けていない人には、引き続き接種の予約を受け付けている(予約は市コールセンターのみ)。
3回目接種は、時間の経過とともに低下するワクチンの効果を高めていくのがねらい。世界で広がりを見せる新たな変異株「オミクロン株」への対応について、高垣広徳市長は「さまざまな情報を集め、市民には正しい情報を発信できるようにしたい」と話している。