空き家になった農家住宅を再生し、わが家にいる雰囲気で介護サービスが受けられる小規模型通所介護施設の「宅老所あざみ」が10月1日、東広島市高屋町郷に開所した=写真。
これまで訪問介護事業を展開してきたハートアンドスマイルあざみが管理、サービス提供に当たり、介護だけにとどまらない地域とのコミュニティーを視野に入れた新しい居場所づくりを進めていく。
宅老所あざみは、築55年の農家の家のおもむきを生かし、機能訓練室や相談室などにリフォーム。要支援、要介護者を対象に、日曜と年末年始を除き午前9時30分から午後4時まで利用できる。宿泊はできないが、介護者を持つ家族の負担を軽減しようと、深夜におよぶ利用は可能。
代表の井上貞子さん(58)は「ほっと落ちつける場所、そして何か困ったときには駆け込めるような場所にしていきたい」と話している。問い合わせは同所082(491)0050へ。(信藤)