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大学研究室訪問 サービス産業の生産性向上に向け

  • 2021/12/15

 

 東広島市産学官連携推進協議会は9月2日、大学の研究内容を産業に生かすための「大学研究室訪問」を東広島市高屋うめの辺の近畿大学工学部で実施し、参加した企業関係者など20人が同次世代基盤技術研究所・サービス工学研究センターの2つの研究内容の説明を受け、事業化に向けた意見交換を行った=写真。

 情報システム工学科・情報学博士の谷?隆士教授は最適化手法を用いたサービス産業の生産性向上について具体的事例で解説。今年4月に本格稼働した同研究所のサービス工学研究への取り組みも紹介。

 大手鉄鋼メーカーに25年間勤務していた谷?教授は「他の分野の勉強もしたいし、自分のノウハウを役立てたいと考え、サービス工学の研究の道に入った。多くの企業の人と議論を重ね、生産性向上の支援をしていきたい」と話していた。

 今回は運輸業、リサイクル業、医療関係者が主に参加。八本松病院の鶴田征也さんは「人の動きと時間の分析をして効率化したい。参考になればと思って参加した。大学でも医療スタッフの動きを研究してほしい」と期待していた。(泉)    

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