広島商船高等専門学校大崎上島・竹原地域教育グループはこのほど、新名物として制作準備を進める「船べん」の器づくりを行った=写真。船べんは大崎上島と竹原の地産品を使い開発中の弁当。器づくりに参加した中学生と学生は、竹原産の竹を使用し、3色の栄養バランスに合わせて大・中・小の3種類を製作。まず、吉名町の竹林から真竹を切り出し、竹の駅代表の坂元静馬さんの指導を受け釜で油抜きをし、この後、煮た竹の器を磨いた。
竹原中学校1年の永井綾乃さんは「竹を切るのは楽しかったのですが、油抜きをした竹を磨くのがこんなに大変だとは思わなかった。おいしい船べんができるのが楽しみ」と話していた。9月11日に開く料理教室では、今回作製した竹の器に料理を盛り付けて船べんが完成する。(小勝負)