県立忠海高校3年の竪本恵さんと土居里帆さんがこのほど、青森県弘前市で開催された第10回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会「ファッション甲子園2010」に出場した。
今大会には、全国46都道府県から233校2165チーム4455作品の応募。1次予選のデザイン画審査で上位40作品が選ばれ本選出場となる。「高校生らしいみずみずしい観点」が審査のポイント。
竪本さん・土居さんペアは洋服の素材に竹の和紙を使用。「”生きている”ということ」という作品を制作、広島県唯一の本選出場を決めた。本番当日、モデルは土居さんが務めた。
他県からは服飾専修系の学校も多く出場する中で、普通科高校の2人は選手宣誓も務めた。引率の瀬尾隆教諭は「場慣れした生徒が多くいて、かなり緊張した様子でしたができる限りのことをやったと満足していました」と話していた。2人とも将来は服飾デザインの学校進学を目指している。今後の活躍に期待。(上田愛)