東広島市戦没者原爆死没者追悼式と平和祈念式典は8月19日、東広島市西条栄町の市中央公民館で行われた。市が主催するのは初めて。遺族や一般市民合わせて約500人が参列。
黙祷(もくとう)、国歌斉唱に始まって、蔵田義雄市長の式辞、東広島市遺族連合会の福馬博昭会長ほかの追悼の辞に続いて参列者全員が献花した。
平和祈念作文を朗読した川合美由華(みゆか)さん(西条小6年)は「いのちを大切にし、世界の平和に向けて自分ができることをやっていく」と誓い=写真、杉山菜採子(なつこ)さん(西条中3年)は「文化、価値観、考え方が異なる人たちとの交流を通して、どうすれば平和な世の中をつくれるかを考えていきたい」と決意を述べた。
兄をフィリピンで亡くした高屋町の女性(85)は「盛大な式典をやっていただきありがたい。二度と戦争は起こさず、平和に暮らしていけるようにしてほしい」と話していた。(泉)