10月の開設を目指し、準備中のこども発達支援センターぐるんぱ
東広島市の社会福祉法人つつじ(山田正史理事長)は、知的障害児の通園施設開設に向け準備を進めている。場所は同市八本松町米満=写真。建設費は約9500万円で、競輪とオートレースの振興法人JKAから5000万円の補助金を受けた。10月から運営を始める。
施設名は「こども発達支援センターぐるんぱ」。つつじは1997年、発達に遅れのある乳幼児対象のデイサービスを始めた。現在はプレハブを利用して1日10人の子どもを受け入れている。食べるところ、みんなで活動するところなど目的に合わせて空間を敷居で区切る「構造化した支援」が特徴。新施設の定員は30人。
山田理事長は「社会性とコミュニケーション能力を育むこの支援技法をさらに広めていきたい」と話している。(橋本)