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「後継者育成し継続を」 夏の到来を告げる御建神社祇園まつり

  • 2021/12/22

 

 京都・祇園まつりの流れをくみ、夏の到来を告げる祇園まつりは7月9、10日、東広島市西条町西条の御建神社で行われた。

 10日の本宮の神輿渡御では「本神輿」「女神輿」「子供神輿」がJR西条駅周辺の旧西条地区をめぐった=写真。本神輿の男性は白、女神輿の女性は茶、子どもは青と、色違いのはっぴに身を包んだ担ぎ手たちは11時に神社を出発。男性80人、女性50人、子ども40人の総勢170人が、太鼓の音や「わっしょい、わっしょい」の掛け声とともに町内を4時間半かけて練り歩いた。

 担ぎ手として今回初めて参加した広島大学文学部2年の田中彩香さん(20)は終わって「今朝、神社に来るまで知った人もいないし不安だったが、着付けや世話をしてもらった人がみんな優しかった。担ぎ手の人たちとも一体感があり、今は充実感いっぱい」と参加を喜んでいた。

 神社氏子総代の堀内清次さん(70)は「若い後継者を育成しながら、継続していきたい」と話していた。別の氏子総代は「このまつりは西条の心意気の根幹。すたれさせるわけにはいかない」と継続を望んでいた。(森)

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