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百笑処・てらいち遊果園 寺一憲二さん 10種類のびわを楽しく栽培

  • 2022/01/12

 

 東広島市安芸津町風早の約40㎡の土地で、53本10種類のびわを育てている寺一憲二さん(65)=写真。柿、ブドウ、イチジク、かんきつ類なども趣味で栽培している。6月末はびわの収穫最盛期。今年春の天候不良で遅れはあるものの量は平年並みを見込んでいる。食べきれないものは「ふれあい市」などで販売も。

 もともとサラリーマンだった寺一さんは定年を待たずして退職。自分の好きなものを好きなように作りたいと「百笑処(ひゃくしょうどころ)・てらいち遊果園」を開いた。「趣味だからのびのびできる。育てるのが楽しくてしょうがない」と寺一さん。

 とにかくおいしいびわを食べたいと、長崎まで苗を買い付けに行ったり、アドバイスを受けたりと研究熱心。寺一さんがお気に入りの品種は「長生(ながお)」。スーパーなどに出回ることはほとんどなく、丸々としてコクのある甘みと酸味が特徴。これからは「田中」が収穫時期。

 寺一さんは「趣味とはいえ安芸津の名産品をもっとアピールしていきたい。さんさんと日の光を浴びたびわを多くの人に食べてほしいですね」と話している。(上田愛)

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