広島県、東広島市、民間企業が出資する東広島市鏡山の第三セクター広島テクノプラザ(三島祐三社長)は5月26日、車載用の電子機器などから出る電磁波を測定するEMC検査装置を備えた「第2EMC棟」の完成披露式を行った。湯崎知事や蔵田市長など関係者約80人が測定室を見学=写真。
鉄筋2階建て延べ床面積1150平方mで3つの電磁波測定室を備え、自動車の電子部品や家電製品などの開発に必要な測定の需要増に対応。
三島社長は「センター20年目の節目の年。中四国、九州で最大級の測定施設として企業のニーズに応え技術者の育成と広域で電波測定の役割を担いたい」とあいさつ。
湯崎知事は「これからの広島の産業に欠かせない場所」と述べ、蔵田市長は「地方が元気になる発信源として期待している」と話した。(待田)