県立忠海高校のクラスマッチは5月21日、竹原市忠海町宮床海水浴場で行われ、威勢のよい掛け声が響いた=写真。クラスマッチといえば球技を思い浮かべる人がほとんど。だが、海の近い同校では「」が恒例行事となっている。
コースは1周約150m。1年生から3年生まで全6クラスが速さを競う。1隻の手こぎボートを、各クラス3人1組のグループ14組がリレー形式で乗り継ぐ。2人がこぎ手、1人がコックス役として指示を出す。こぎ手は1本ずつオールを持ってこぐので、2人がタイミングを合わせないとうまく進まない。
今年で3回目の3年生は経験があるので有利。予想どおり1、2年生を大きく突き放し、ワン・ツーフィニッシュ。熱戦を制したのは3年2組。野藤瑛二君(17)は「勝ちたい思いが強かった。勝因はチーム力です」と喜びの笑顔。川崎浩志教頭は「団結力も高まり、6月の文化祭も期待できます」と話していた。(上田愛)