カレンダーを選ぶ来場者(撮影・堀江)
企業や個人から提供してもらった不用分の今年のカレンダーや手帳を1部100円で販売し、収益金を福祉団体に寄付する「チャリティーカレンダー展」が1月11~14日、東広島市西条町御薗宇にあるエディオン東広島本店で開かれた。広島ケナフの会主催で26回目。
今年も北海道から沖縄まで全国各地から約4万点のカレンダーが集まった。毎年人気のイベントで初日には列ができるほど盛況だったが、今年は積雪や新型コロナ感染拡大の影響で売り上げは昨年よりややダウン。それでも必要経費を抑え、あしなが育英会に25万円、ヤマト福祉財団へ5万円を寄付し、昨年より寄付金は5万円多くなった。
今年は489件の企業や個人の協力があり、昨年より68件ほど増加。広島ケナフの会の住田徳也さん(60)は「SDGsの影響もあり、余ったカレンダーを廃棄するのではなく寄付という形で環境にも配慮する動きを感じる。来年はもっと増えると思う」と話していた。残ったカレンダーは東北や九州、西日本などの被災地をはじめ、全国の福祉施設など必要とされる場所に届ける。
(堀江)