自分の身を守る意識を高めてもらおうと広島大学は2月15日、同大で女子学生や女性職員を対象にした「安全・安心講習会」を開いた。
東広島警察署の佐藤百実生活安全課長が犯罪状況を説明。同署管内でも、女性を狙ったひったくりや痴漢などの性犯罪が起こっていることに触れ、「夜間の一人歩きや入りやすくて見えやすい場所は危険。不安を感じたらすぐ110番してほしい」と呼び掛けた。
護身術の指導では、参加者が2人1組になって、腕をつかまれたときのほどき方や後ろから抱きつかれたときの逃げ方などを実践=写真。女性と男性の署員が「慌てないで」「女性の力は弱いから両手を合わせて」などと見本の動きをしながらアドバイスした。
社会科学研究科学生支援室の職員・西崎友香さん(25)は「支援室には希望者に配布する防犯ブザーがあるが、取りに来る学生は少ない。今日学んだことを伝えていきたい」と話していた。(橋本)