広島市内を拠点に音楽活動を行っている「アンサンブル空」のメンバーが4月18日、(社福)葵新生会の運営するデイサービスセンター新生園(東広島市八本松町原)を訪れ、慰問演奏会を行った。
メンバーは女性5人で、フルートやオカリナ、ピアノで「桜」や「花」など11曲を演奏。約40人の利用者は、美しい音色に聴き入り、思わず歌を口ずさむ姿も見られた。演奏に合わせて利用者が全員で歌う場面もあり、最後の「それ行けカープ」の演奏では、利用者はマラカスなどの楽器で一緒にリズムをとりながら、朗らかに歌い交流した。
70代の女性の利用者は「久しぶりにフルートの生の音色を聴けて、とても感激した」と喜んでいた。フルートを演奏した前本紀枝さんは「普段、生の演奏を聴く機会が少ない高齢者の方に演奏を楽しんでほしかった」と演奏に込めた思いを述べた。
「アンサンブル空」は、エリザベト音楽大学の社会人対象のコースのメンバーで結成。慰問演奏などの活動に取り組んでいる。
(石田)