演奏する高旗健次さん(左)と生塩公光子さん
東広島市西条西本町の東広島市民文化センター3階アザレアホールで1月30日、東広島市観光協会主催の第2回ヒストリカル・コンサートが開かれ、満場の聴衆を魅了した=写真。協会が年6回行っている市民講座「音楽のたのしみ」の5回目講座のコンサートは、受講生以外の人も参加でき大勢集まった。
ロマン派とフランス印象派の名曲を集めたコンサートは昨年の「ウイーン古典派の巨匠をたずねて」に続き2回目。高旗健次さんのバイオリン演奏、生塩公光子さんのピアノ伴奏によるサン=サーンス、エルンスト、クライスラーの曲を前半に、後半は前田麻紀さんのピアノのドビュッシー、ラヴェルの曲の演奏と解説があった。
前半は高旗さんらと講座講師で広島大学名誉教授でもある原田宏司さんの対話も楽しめた。演奏後、「短い時間にバイオリンの技法を詰め込んで披露することができた」と高旗さん。来場者は「普段生で聞くことがないのでとても良かった」と話していた。(中浜)