地域ぐるみで防災活動を進める東広島市河内町の自治組織「you愛sunこうち」(野田一三会長)はこのほど、町内の200の高齢者世帯に火災警報機の設置を始めた。上、中、下河内3地区の75歳以上の二人暮らし世帯、70歳以上の独居世帯が対象。
全国消防機器協会(東京)から消化器20本と火災警報機200個の寄贈を受け、1月15日に各地区に配布。各地区長を中心に随時取り付けを行っている。
1月22日は河内町栄町区(河崎泰洋区長)の貞木力さん(80)宅に設置された。貞木さんは「火災警報機が作動することがないよう用心したい」と話した。野田会長は「1年前、6棟が全焼した駅前住宅地火災の反省を生かし、2度と大きな火災が起きないようにしたいですね」と話していた。(上田愛)