竹原市は12月8日、市立竹原小学校(長谷川秀子校長)で陶芸家・今井政之氏を招いて特別授業を行い、5年生41人が指導を受けながらマグカップを制作した=写真。
「ふるさと納税制度」の寄付金を財源とした「竹原っこ夢プロジェクト」の一環で、今回初めて開催。夢を実現したプロの技に触れることで児童が夢を持つことの大切さを学び、将来に向かって「生きる力」をはぐくむのが狙い。
象嵌(ぞうがん)法の第一人者・今井氏は冒頭で「わたしの個性の作品づくりをこれからも続けていきたい。今日は傑作の作品が作れるように指導します」と話し、約2時間教えた。
永本奈那さんは「陶芸をしたのは初めてだったが、作るのは楽しかった。カップが出来上がったらジュースを入れて飲みたい」と話していた。
プロジェクトは今年度あと2回開催。12月16日には賀茂川中学校で広島カープのOBを招いて、講演会と同中野球部との試合を行う。(住田)