完成したばかりのかるたで遊ぶ児童(撮影・原田)
今年の3月末に閉校する東広島市志和町七条椛坂の市立西志和小で、1年生の児童ら27人が中心になってかるたを作成し、3月4日にお披露目会を行った。
「閉校の思い出となる記念品を」と先生たちが考え、昨年9月から、西条下見でかるた工房を主宰する石田恵さんと一緒にかるた作りを開始した。
子どもたちは、西志和小や志和の好きな場所などをタブレットで撮影し、その写真を札に取り込んだ。読み札は五七五で考え、足りない50音は他学年に協力を依頼。縦9・5cm、横7cmのかるたが出来上がった。
お披露目会では、石田さんが読み手となり、子どもたちは完成したばかりのかるたで遊んだ。「みんなの素直な気持ちが伝わる、とてもすてきなかるたが完成して感動した」と石田さん。窪田花梨さん(7)は、「かるた作りは写真を撮るのが難しかった。みんなで作ったかるたで遊べて楽しかったし、家でお兄ちゃんや、お姉ちゃんと遊ぶのも楽しみ」と話していた。
かるたは200セット作成、各家庭に1セットずつ配布する。
(原田)