第14回外国人による日本語スピーチコンテスト(公財・東広島市教育文化振興事業団主催)が11月12日、東広島市市民文化センターアザレアホールで開かれ、14人が、6人の審査員の前で約8分間のスピーチを行った。
最優秀賞に選ばれたのはインド出身のサント・ダナシュリー・キランさん(24)。サントさんは文科省が募集した国費外国人留学生制度に選ばれた4人のうちの1人で、今年10月2日に来日した。来日後1カ月だが、日本語は4年間学んでいる。この日のテーマは「日本語はどうですか?」。インドの日本語授業中に学友と議論した内容を発表した。行列のできるラーメン屋の出前ラーメンは美味しいかまずいか。まずいと思う人が多い日本人の結果と、どちらも同じ味だと思う人が多いインド人の結果を提示し、国民性の違いを、滑らかな日本語で、分かりやすく紹介した。最優秀賞に、サントさんは、「涙が出るほどうれしかった」と話していた。(奈須)