食品スーパーの「ショージ」を展開する西條商事(本社・東広島市西条土与丸、蔵田至社長)は10月1日から、移動スーパー「とくし丸」2号車で、東広島市高屋地区での移動販売を始めた。
コースは、月・木曜が造賀地域、火・金曜は宮領、郷、溝口、重兼、小谷、中島エリアの山陽本線から南側の地域。どちらも約40カ所を巡り、周辺の人たちも購入できる。ドライバーは、個人事業主の深川洋一さん(36)。「前職の時、お年寄りが買い物を不自由に感じている声を聞いたので、何か貢献できる仕事はないかと、考えていた。お客さんとの会話を大切にしていきたい」と話す。造賀の有田春二さん(77)は「年齢的に買い物に出るのが無理になった。商品の種類が多く便利がいい」と喜んでいた。
同社は、買い物弱者の支援と地域の見守り活動に協力するために、2018年1月より「とくし丸」での販売を開始。1号車は、西条町の一部で移動販売をしている。
「とくし丸」は、冷蔵庫を備えた軽トラックに、新鮮な刺し身、肉や魚、朝に作った総菜、日用雑貨など約1300点の商品をそろえ、利用者の自宅前などで販売する。
(石田)