今年で29回目を迎えた「酒都・西条」の一大イベントである酒まつりが10月6、7日の両日、JR西条駅近くの酒蔵通り周辺で開かれた。6日は、台風25号の接近で屋内イベントのみに縮小されたものの来場者は約5万人。7日は約12万人が訪れてにぎわった。
今年のテーマは「未来へGO!」。酒まつりの開催が西日本豪雨災害からの復興を目指すエネルギーの源になれば、との願いが込められた。KIZUNA会場と酒ひろばには、たるの募金箱を設置した他、売り上げの半額が義援金になる復興支援の升を1000個限定で販売し完売した。
全国各地の日本酒約1000銘柄が集まった「酒ひろば」では、飲み比べを楽しむ人たちでにぎわい、酒蔵では、限定酒の販売や試飲、酒蔵コンサートなどのイベントが開かれた。
大阪府から訪れ、美酒鍋を味わった女性は「具の素材のうまみを感じる。お酒に合っていますね」と笑顔を見せていた。
(石田)