(撮影・山北)
東広島市黒瀬町国近で農業を営む「ふぁーむ大下」の大下真子さん(47)は、弁当を通して野菜の魅力をたくさんの人に知ってもらえたらと、4年前からインスタグラムで弁当の詰め方などを紹介している。おいしいだけではなく見た目の美しさに引き込まれる「魅せ弁当」は好評で、現在はフォロワー数4万4000人を突破している。(山北)
大下さんは、実家の母が作ってくれた弁当のふたを開ける瞬間のワクワク感がたまらなかったという。そんな思いを味わってほしいと、息子が高校に進学したのをきっかけに弁当作りを始めた。
弁当作りのこつは、汁気のあるものはかつお節などを入れて、汁気を吸わせうま味が出るようにする。野菜は、夫が作る旬とおいしさにこだわった新鮮な野菜を収穫し、弁当に入れる。盛り付けは、隣り合う副菜の色が似たものにならないようにし、立体的にふんわりと動きをつける。色彩を考えることで栄養バランスも良くなるという。仕切りには、葉先が鋭角なフリルレタスなどで、華やかさを出す。
毎日の弁当作りは大変なので、余裕のある時に常備菜を作ったり、下ごしらえして冷凍保存したりするなどコツコツおかず貯金をする。手作りできない時には、市販品を利用するなど無理をしないことが続けるこつだという。大下さんは「自分や大切な人のために、本などを参考にしてお弁当作りを楽しみましょう」と笑顔で呼び掛けていた。
大下さんが作るお弁当の写真(提供写真)
チキンオーバーライス
チキンピカタ弁当
オムライス弁当
おにぎらず弁当
蓮根の挟み焼き弁当
サンドイッチ弁当
ソースカツ弁当
この他にもインスタグラムでは、たくさんのお弁当が紹介されています。 詰め方の動画などもあるので、ぜひチェックしてみてください。