東広島市立御薗宇幼稚園児70人と県立西条農業高校生活科39人は7月18日、同市鏡山3の同高校調理実習室でクッキング交流会を行った。
使用の食材は幼稚園児が今年4月に苗を植えて収穫したトマト。子どもたちが植物を育てることに責任を持ち、食べることの大切さを知ってもらおうと、幼稚園と同科の話合いで交流会が実現した。
調理中、生徒は子どもたちに積極的に調理方法を教えながら、火の取り扱いに注意したり、食中毒の防止に気を配って手洗いなどを指導。子どもたちはトマトの皮をむぎ、材料の盛り付けなどを行った。出来上がったピザとトマトキャンディーを食べながら子どもたちは口ぐちに「おいしい」と笑顔だった。
渡辺良範(よしのり)園長は「自分たちの作ったトマトで調理し、年の離れた生徒と交流した子どもたちは大喜び」、生活科3年の前田琴音(ことね)さん(17)は「普段体験できない時間で、子どもたちとかかわることの大変さを知った」と話していた。(高橋)