スポーツを通して、子どもたちに相手を思いやる心やチームワークの大切さなどを知ってもらおうと、広島県と呉・東広島・竹原地域人権啓発活動ネットワーク協議会が6月26日、東広島市志和町志和東の市立東志和小学校で「人権スポーツ教室」を開いた。
5、6年生の児童33人が、講師の広島ガスバドミントン部の菊田健一監督(35)と山藤千彩選手(22)、石村亜美選手(19)から、ラケットの持ち方やシャトルの打ち方などバドミントンの基本を教わった。
最初の競技紹介で菊田監督は「バドミントンは、スピードや高さに変化を加えながらプレーしていく」と説明。その後、2チームに分かれた児童は1人ずつラケットを握り、スマッシュの練習や選手とのラリーを楽しんでいた。
教室の終わりには選手らのトークショーが行われ、「ありがとうやごめんなさいの気持ちは、大人になっても大事なことなので忘れないでほしい」などと、相手チームや仲間に敬意を払いフェアプレー精神を持つことの大切さを児童に呼び掛けた。
5年の沖田のぞ美さんは「私はバレーボールをやっているので、これからは相手チームのことも考えてプレーしていきたい」と笑顔で話していた。
(茨木)