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消防新庁舎のデザイン提案 近畿大学工学部学生

  • 2022/06/28
新庁舎のデザインを提案する近畿大学工学部建築学科の学生(撮影・小林)
新庁舎のデザインを提案する近畿大学工学部建築学科の学生(撮影・小林)

 近畿大学工学部の学生が、大学敷地内に建設されている東広島消防署高屋分署の建設プロジェクト長期実践型インターンシップの一環として、新庁舎のデザインの一部を考案。6月13日、建築学科の学生12人が市役所を訪れ、高垣広徳市長らにプレゼンテーションを行った。

 学生が担ったのは、外壁色彩と、視覚サインとして使用されるピクトグラム。外壁色彩は、30案から検討を重ね、選ばれた4案を発表した。4案は、地域住民に親しまれることや、周辺の景観となじむこと、消防としての信頼感を与えること、近畿大学工学部との連携を想起させること―に加え、色の持つイメージなども配慮したという。ピクトグラムは、部屋の用途が一目で伝わり、さらにユーモアも込めたサインを提案した。

 高垣市長は「色彩や設計の奥深さを知ることができる発表だった。コロナ禍で制約も多い中でのインターンシップだったが、素晴らしい提案をしてくれた」と学生らをねぎらった。ピクトグラムについて発表した田中碧衣さんは「実際に建ったときのことを想像しながらみんなで考えた」と話していた。

 最終的なデザインは、今後、関係者で協議の上決定される。高屋分署は、2023年4月1日に供用開始予定。

(小林)

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