100円ショップの草分けである大創産業(本社・東広島市)の創業者で、同市福富町出身の矢野博丈さん(79)が6月10日、グランラセーレ東広島で行われた東広島法人会(上垣健会長)の総会で講演した。テーマは、「生きる」で市民ら143人が聴講した。
矢野さんは、「経営者は哲学が必要で、自ら現場に立ち背中を見せ続けなければならない。今の環境や境遇に感謝することが、自らの価値を高めることにつながる」と強調した。
同会は、小学生を対象にした「租税教室」や「税に関する絵はがきコンクール」などの税に関するさまざまな活動を行っている。同会の登川幹雄事務局長(63)は、「今後も時代の変化に対応した活動を積極的に展開し、社会貢献や地域貢献に取り組んでいきたい。法人会活動を身近に感じてもらえれば」と話していた。
(山北)