肺炎を引き起こす新型コロナウイルス。感染は全国で拡大しており、3月7日には広島県が、県内で初めて感染者が確認されたと発表。厚労省は以下の資料をホームページで公開して注意喚起している。それぞれの立場でできる対策を実践したい。
■ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合
家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~
(1)部屋を分けましょう
◆個室にしましょう。また、食事や寝るときも別室としてください
・子どもがいる方や部屋数が少ない、部屋を分けられない場合には、少なくとも2m以上の距離を保ったり、仕切りやカーテンなどを設置することをお薦めします
・寝るときは頭の位置を互い違いになるようにしましょう
◆ご本人は極力部屋から出ないようにしましょう
・トイレ、バスルームなど共有スペースの利用は最小限にしましょう
(2) 感染者のお世話はできるだけ限られた方で
◆心臓、肺、腎臓に持病のある方、糖尿病の方、免疫の低下した方、妊婦の方などが感染者のお世話をするのは避けてください
(3) マスクをつけましょう
◆使用したマスクは他の部屋に持ち出さないでください
◆マスクの表面には触れないようにしてください
・マスクを外す際には、ゴムやひもをつまんで外しましょう。
◆マスクを外した後は必ず石鹸で手を洗いましょう
(アルコール手指消毒剤でも可)
※マスクが汚れたときは、すぐに新しい清潔な乾燥マスクと交換
※マスクがないときなどに咳やくしゃみをする際は、ティッシュ等で口と鼻を覆う
(4) こまめに手を洗いましょう
◆こまめに石鹸で手を洗いましょう、アルコール消毒をしましょう
・洗っていない手で目や鼻、口などを触らないようにしてください
(5) 換気をしましょう
◆定期的に換気してください
・共有スペースや他の部屋も窓を開け放しにするなど換気しましょう
(6) 手で触れる共有部分を消毒しましょう
◆共用部分(ドアの取っ手、ノブ、ベッド柵など)は、薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭きしましょう
・物に付着したウイルスはしばらく生存します
・家庭用塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し、使用量の目安に従って薄めて使ってください(目安となる濃度は0.05%です。製品の濃度が6%の場合、水3Lに液を25mlです)
◆トイレや洗面所は通常の家庭用洗剤ですすぎ、家庭用消毒剤でこまめに消毒しましょう
・タオル、衣類、食器、箸・スプーンなどは、通常の洗濯や洗浄でかまいません
・感染者の使用したものを分けて洗う必要はありません
◆洗浄前のものを共用しないようにしてください
・特にタオルは、トイレ、洗面所、キッチンなどでは共用しないように注意しましょう。
(7) 汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう
◆体液で汚れた衣服、リネンを取り扱う際は、手袋とマスクをつけ、一般的な家庭用洗剤で洗濯し完全に乾かしてください
・糞便からウイルスが検出されることがあります
(8) ゴミは密閉して捨てましょう
◆鼻をかんだティッシュはすぐにビニール袋に入れ、室外に出すときは密閉して捨ててください。その後は直ちに石鹸で手を洗いましょう
■最後に
・ご本人は外出を避けて下さい
・ご家族、同居されている方も熱を測るなど、健康観察をし、不要不急の外出は避け、特に咳や発熱などの症状があるときには、職場などに行かないでください。
※(一般社団法人日本環境感染学会とりまとめを一部改変)令和2年3月1日版
※厚生労働省がホームページで公開している啓発資料(令和2年3月1日改訂版)より
■コロナウイルスについて一般的なお問い合わせなどはこちら
ご自身の症状に不安がある場合など、一般的なお問い合わせについては、次の窓口にご相談ください
・厚生労働省相談窓口
電話番号0120-565653
受付時間9:00~21:00(土日・祝日も実施)
・聴覚に障害のある方をはじめ、電話でのご相談が難しい方
FAX03-3595-2756
●東広島市の相談窓口はこちら
・帰国者・接触者相談センター(広島県西部東保健所)
平日8:30~17:00 082-422-6911
それ以外の時間 082-513-2567
・広島県感染症・疾病管理センター(広島県健康対策課)
24時間受付 082-513-2567