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農作物ブランド化へ 若手農業者と意見交換 高垣市長

  • 2022/09/01
農作物のブランド化について意見交換する参加者(撮影・山北)
農作物のブランド化について意見交換する参加者(撮影・山北)

 東広島市民と高垣広徳市長が一つのテーマに沿って話をする「高垣市長とのおしゃべりカフェ」が8月4日、同市西条岡町の東広島イノベーションラボミライノ+で開かれた。イベントは、市民と市長の交流の場として東広島市が2020年から開催しており、今回で5回目。

 テーマは、「若手農業者と語る農業の未来」。東広島市内で農業に従事している30~50代の8人が参加した。高垣市長は「農業の在り方を含めて、皆さんから話を聞かせてもらい、来年度の施策の中に反映させたい」とあいさつ。市の将来都市像を盛り込んだ「第五次東広島市総合計画」の農業振興について紹介した。

 この後、参加者は各農家が作っている農作物をどのようにブランド化するかなどについてさまざまな切り口で意見を交わした。最後に高垣市長が「市の果物は種類が少ない。豊かな農地やマーケットはあるが、生かしきれていない。仲間を増やして、果物のネットワークを広げ、連携して取り組んでいこう」と呼び掛けた。

 同市志和町のすざわ果樹園でぶどうの栽培に取り組んでいる世良桃さん(42)は、「参加者一人一人に、ビジョンがあり、東広島の農業は熱いなと感じた。市と生産者が一緒になって取り組むのは心強い」と話していた。

 次回の「高垣市長とのおしゃべりカフェ」は今冬に、起業をテーマに開催する予定。

(山北)

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