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【東広島のアスリート】TOHOレーシング國峰啄磨さん~2023年の目標を聞く~

  • 2022/12/19

東広島を拠点に活動するスポーツ選手が今年も全国・世界で活躍。3人に、2023年の目標を聞いた。

ザ・ウイークリー・プレスネット2022年12月22日号掲載

結果を出して恩返しを
目指すは年間ランク1位

東広島市西条町御薗宇を拠点にするバイクレースチーム「TOHOレーシング」に所属する國峰啄磨さん(24)は2022年、MFJ全日本ロードレース選手権のST1000クラスに初めて参戦し、年間ランキング2位の好成績を残した。2023年は同クラスでの1位を狙う。

レースで使用するバイクの隣に立つ國峰啄磨さん。東広島市西条町御薗宇のTOHOレーシングで撮影

同選手権は国内最高峰のシリーズで、年間8レースを全国のサーキットを会場に開催。排気量やバイクの仕様が異なるJSB1000、ST1000、ST600、J―GP3の4クラスがある。

14歳の時、J―GP3クラスでシリーズデビュー。その後もクラスを上げながら毎年シリーズに挑んでいる。

22歳からTOHOレーシングに所属。チームの勧めで2022年、ST1000に初参戦し、1戦目は4位。2~3戦目は代走でJSB1000のレースに出場した。

STは改造なしで指定のタイヤを装着したバイクを使用するが、JSBはタイヤの指定もなく改造したバイクを使用する。改造した高性能のバイクで走り「技術が上がった」と強く感じたという。その後、STのレースで優勝し、他チームからの注目を集めた。残り3レースも2位でゴール。年間ランキング2位でシリーズを終えた。

サーキットで走る國峰啄磨さん
表彰台に立つ國峰啄磨さん

8月にあった日本最大のオートバイレース鈴鹿8時間耐久ロードレースでも活躍し、5位の好成績にチームを引っ張った。

「ST1000に挑戦させてくれた、JSBで走るチャンスをくれたチームに感謝しかない」と振り返る。

チームへの感謝と来年の目標を語る國峰さん

「チームのメンバー、地域のスポンサーの皆さんの応援・支援が強く、頑張る力になっています。結果を出して恩返ししたい」と語る。

ランキングは、これまでどのクラスでも最高2位。「2023年こそ、全日本チャンピオンになりたい」と意気込んでいる。

國峰さん公式ホームページ


写真 Tadashi Ooya
 Reiko Hashimoto

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