東広島市豊栄、福富、河内町の事業者で構成する広島県央商工会(同市河内町、乗越耕司会長)は10月16日、南フランスのプロバンス地方の市場をイメージした産直市「第12回セントルマルシェ」を、トムミルクファーム(同市豊栄町乃美)で開いた。市内外から約3300人が訪れ秋晴れの下、家族連れなどでにぎわった。
沖正文実行委員長が「セントルマルシェは、地元に活気が出るように商工会が主導する地域づくり。笑顔で頑張っていこう」とあいさつ。
今年のテーマは、「みのりのマルシェ」。ブドウやリンゴ、キノコなど地域の特産品の販売やグルメ、キッチンカー、雑貨など市内外の45業者が出店。木工体験やリンゴの皮むき競争、動物との触れ合い体験などもあった。
家族と訪れた同市西条町の吉開吏香さん(38)は、「息子とパン生地をこねて炭火で焼き、作ったバターを塗って食べる体験をしたり、たくさんの店を回ったりとても楽しかった」と笑顔。同商工会の中島茂樹事務局長は「自然環境の中でリフレッシュし、おいしい空気と食べ物でのんびりと過ごしてもらえたら」と話していた。
同商工会は、2017年から同マルシェを年2回開催している。
(山北)