東広島市は10月17日、長年の運転技術を再確認し、今後の安全運転に生かしてもらおうと、東広島自動車学校(東広島市西条町郷曽)で体験型の交通安全教室を行った。
65歳以上のドライバー22人が参加。教習車で実車教習を受けたり、安全運転サポート車・セニアカーに乗車体験をしたりした。見越美代子さんと木原喜美子さんは教習車で時速40㌔㍍から急ブレーキを体験。「急ブレーキの良い経験ができた」「思いの外、ブレーキを思い切って踏み切れなかった」とそれぞれ感想を話していた。安全運転サポート車では、自動ブレーキの作動を体験。参加者は「実際に経験しないと分からない。スリップして恐かった」と興奮した様子だった。
東広島署管内の今年8月末までの交通事故発生件数は215件。うち高齢者が絡む事故は54件と、全事故の約25%に上っている。
(林)