提携クレジットカードを発行するナッジ(本社・東京都千代田区、沖田貴史社長)は11月23日、東広島市との連携協定による森林再生プロジェクト「第1回植樹活動」を同市河内町の入野地域センターで開いた。関係者や東広島みどりの少年団、協賛企業など約100人が参加した。
開会式で、同市の高垣広徳市長は「植樹活動は、SDGs(持続可能な開発目標)に大変重要。ともに元気な森を作っていこう」とあいさつ。沖田社長は「山々を遠くから見ると豊かに見えるが、松枯れなど森林の機能が低下して深刻な状況。腰を据えて取り組みたい」と話していた。
その後、児童らは同プロジェクトの内容などについて話を聞いた。市立西条小4年の部谷渡空君は「森を再生するために、多くの人が活動していることがよく分かった。来年、植樹するのが楽しみ」と笑顔を見せていた。
子どもたちが参加しての植樹は、同市入野財産区内の「広島Nudge(ナッジ)の森」(同市河内町入野)で行う予定だったが、雨天のため、翌日に賀茂地方森林組合の作業班が0・3㌶に600本を植樹した。毎年0・3㌶ずつ植樹を行い15年間継続的に行う。
同社は、次世代型クレジットカード「Nudge(ナッジ)」を利用することにより、広島の森林再生に貢献できるカードの提供を開始。利用金額に応じて特典を受け取れる。
(山北)