高齢者の交通支援に関する講演会「生活交通を考える~年をとっても出かけたい!~」が7月18日、東広島市西条町土与丸の総合福祉センターで開かれ、NPO法人、市議会、東広島市社会福祉協議会などから計56人が参加した。広島県移動サービスネットワーク、NPO法人陽だまり、NPO法人結の会の主催。
高齢者の社会参加を促すため福山市が行っている「高齢者お出かけ支援事業」について、福山市の職員が、経緯や課題、現在の様子などを話した。
同事業は、市が自治体に委託して、無償の送迎サービスを行うもの。
公共交通機関が利用しにくいため、通院、買い物、地域の行事の参加が困難な高齢者がいる地区が対象。市は150万円が限度の委託金を出す。平成21年から始め、現在78小学校区の内9学区で実施している。
講演会に参加した東広島市議の赤木達夫さんは「うまく機能していることに感心。東広島市ではどう取り組むかを考える良い問題提起になった。今後、市政に生かしたい」と話した。(越智)