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テトを祝って文化交流 ベトナム人留学生ら160人参加

  • 2021/06/02

手回しオルゴールでベトナムの曲を楽しむ参加者

 

ベトナムの旧正月テトを祝う会が2月12日、東広島市西条町土与丸の東広島市総合福祉センターであった。東広島市を活動拠点とする広島ベトナム平和友好協会の主催で、今年10回目。ベトナム人留学生や技能実習生たちに、日本の市民が加わり約160人が文化交流で触れ合った。

 

第1部では伝統文化体験交流会が行われ、参加者は両国の伝統衣装である和服やアオザイを試着したり、日本の餅つきを一緒に楽しんだりしながら、交流を深めた。第2部ではベトナムのお節料理や、日本のぜんざいなどが振る舞われた。浴衣を試着したベトナム人技能実習生グェン・ティ・タンさん(27)は「初めて着た。アオザイに少し似ている。帯の結び方が難しいけれどとてもかわいい。日本の伝統衣装を体験できてうれしい」と喜んでいた。

 

同協会の赤木達男専務理事は「市内在住のベトナム人は現在855人と中国人に次いで2番目に多い。活動を通して外国籍の人と市民が、日常的に良い感情を持ってコミュニケーションを取り合える街にしていきたい」と話していた。
(茨木)

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