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「三次喫煙」に注意を 禁煙テーマの市民公開講座に680人

  • 2023/07/13
喫煙や受動喫煙による健康への影響を話す東広島医療センター柴田副院長(撮影・𦚰)
喫煙や受動喫煙による健康への影響を話す東広島医療センター柴田副院長(撮影・𦚰)

 禁煙をテーマにした市民公開講座が7月1日、東広島芸術文化ホールくらら(東広島市西条栄町)で開かれ、市民ら約680人が聴講した。東広島地区医師会(山田謙慈会長)の主催。

 山田会長は「喫煙が引き起こすリスクを理解し、禁煙に関心を持っていただきたい」、高垣広徳東広島市長は「たばこが及ぼす体への影響について改めて考える機会にしてほしい。また、受動喫煙のない社会に向けて共に取り組んでほしい」とあいさつ。

 第1部は、東広島医療センター柴田諭副院長が「禁煙のすすめ あなたと大事な家族のために」と題して講演。

 喫煙者の周りの人がたばこの煙を吸ってしまう受動喫煙について、受動喫煙者も肺がん・脳卒中・狭心症などになる確率が上がることや、ソファ・カーペットなどに付着したたばこの煙の残留物質が揮発する「三次喫煙」は、家族はもちろん犬や猫などのペットの健康にも影響を及ぼすことなどを説明した。東広島市は禁煙相談会、禁煙外来にかかる治療費の半額助成などを実施している。

 第2部のファミリーコンサートでは、広島交響楽団が映画「美女と野獣」の曲など14曲を演奏した。

(𦚰)

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