東広島市八本松町米満の下西ミワ子さん(80)は8月23日から28日まで、同市西条栄町の東広島芸術文化ホールくらら市民ギャラリーで、ペン習字とステンシルの個展を開く。
下西さんは専業主婦。2人の娘を育てた後、孫の面倒も見た。孫が成長し、手が離れた矢先に夫が他界。趣味もなく、一人で家にいることが多くなった。これではいけないと思い一念発起し、2013年に東広島市のペン習字の講座に参加。広島ペン習字教育協会の難波佑子さんと出会った。ペン習字の魅力にはまり、講座終了後も難波さんに習い、没頭した。
2019年からはステンシルも習い始め、今回傘寿を記念して個展を開催することになった。ペン習字とステンシルの作品計約70点を展示。下西さんは「一つのことを一生懸命やればできるということを伝えたい」と目を輝かせる。
(久野)