東広島ビジネスサポートセンターHi-Biz (ハイビズ)(東広島市西条岡町、三嶋竜平センター長)とオタフクソース(本社・広島市西区、佐々木孝富社長)は、地域産品を使い東広島市の生産者とコラボレーションした商品開発の取り組みを始めた。7月27日には、ワークショップを東広島イノベーションラボミライノ+(同市西条岡町)で初めて開き、オールグリーン(同市高屋町)など市内の5事業者が参加した。
各事業者が栽培する野菜などを使ったドレッシングやソース、ハーブの飲み物などの商品案を発表し、ハイビズや同社の担当者が加わり加工品開発についてのアイデアを出し合い意見交換した。
トマト栽培のアグライズ(同市西条町郷曽)の堀泰之農場チーフ(34)は、トマトを使った濃厚なソースを作りたいと提案。同社からは「トマトを完全につぶして混ぜ込むよりは、果肉感を残したらどうか」とのアドバイスがあった。堀チーフは「有名な企業とタイアップして商品化できるのは心強い。加工品を作るのは初めてなので、商品化が楽しみ」と目を輝かせていた。
三嶋センター長は「意見交換の中で良いアイデアが出た。それぞれが持ち帰り試作して次回につなげたい」、同社マーケティング部の小針一風チーフセールス(33)は「オタフクソースの調味料としての組み合わせの技術で、野菜の良さが引き立つような提案をし、ともに良い商品を作っていきたい」と話していた。
開発した商品は、10月28日に西条中央公園で開く「はいびずマルシェ2023」で試験販売し、今後の展開を検討する。
(山北)