東広島市黒瀬町大多田のかりんとうメーカー・香木堂は、西条で作られる地酒の賀茂泉、福美人、亀齢、桜吹雪の酒粕を使用したかりんとう「酒蔵めぐり」を2年前に制作。地産品として愛されている。当初の名称は「酒粕かりんとう」だったが親しみやすさをだすため昨年10月に改名した。
かりんとうを作っているのはカフェ・アミティの池田久美(いけだくみ)店長(52)。甘酒を好きで「かりんとうにしてみたらよいのでは」と考案した。西条酒造協会・前垣壽男(まえがきひさお)会長の協力で4蔵元の酒粕を使ったかりんとうが誕生し、かりんとうのブランドとして香木堂を作った。今はインターネット販売も行っていて東京、兵庫、四国など県外からの問い合わせもある。
池田さんは「これからは地酒の種類を増やしていきます」と話している。(高橋)